ブルーベリーの入ったバケツとなにもかも

2026/7/3

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    Diary

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    Life

駆け込みアンドリュー・ワイエス展。

          

なんてことのない日々の、ふとした瞬間に宿る光を、こんなにも慈しみ続けた人はきっといない。

          

なにもかもが儚く、移り変わっていくこと。

諸行無常の世界のなかで、なにを見つめてなにを愛して生きていくのか。

            

その白、グレー、ブルー、茶色。つめたい潮風が打ちつける古い窓、黄ばんだレースのカーテン、ブルーベリーの入ったバケツ、乾いた草原のにおい、納屋の猫たち、朝の雪と、まだ空に光る星、灯台のあかり…。なにもかも、なにもかも。

あちこちに差し込む、消えそうで消えない光の優しい力強さよ。

                      

だから、本当はもう、そんなに心配しなくていいのかもしれない、と、思う。